1型糖尿病患者8人が障害基礎年金を打ち切られたとして国を訴えていた裁判で、患者全員の救済を認めた大阪高裁の判決が確定しました。

1型糖尿病は、免疫機能の異常により血糖値が安定しない病気です。

患者である原告8人は生活を支えるための障害基礎年金を受給していましたが、8年前、障害等級が年金支給の対象外となる「3級」になったとして打ち切られたため、国に取り消しを求める裁判を起こしました。

4月、大阪高裁は、8人の訴えを退けた1審判決を覆し、全員の障害等級が2級に当たると判断して、国に打ち切りを取り消すよう命じました。

7日までの期限内に双方が上告せず、8人に対し2016年に遡って障害年金の支給を命じる大阪高裁の判決が確定しました。

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