木村知事は、警察官の自殺をめぐる裁判で熊本県に賠償を命じた判決が確定したことを受け、遺族側に賠償金などを支払うための経費として、補正予算を専決処分しました。

この裁判は2017年9月、当時、玉名警察署に勤めていた渡邊 崇寿(わたなべ・たかとし)巡査が自殺し、遺族が「常軌を逸する長時間労働が原因」として県に損害賠償を求めたものです。

熊本地裁は12月4日、遺族の訴えを全面的に認め、熊本県に約6200万円の賠償を命じ、被告側が控訴せず、判決が確定しました。

知事が専決処分した補正予算の額は約8500万円で、賠償金の他に遅延損害金などが含まれているということです。

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