石破茂首相は24日の記者会見で、2026年度中の創設をめざす「防災庁」に関して出先機関の地方設置を検討する考えを示した。「分局的な発想は当然あってしかるべきだ」と述べた。本庁を地方に置くことは否定した。
防災庁を巡っては兵庫県が機能の県内誘致を求めている。首相は中央省庁の地方移転について「もう一度そういう議論はあっていい」と話した。自身が地方創生相を務めた際、文化庁の京都市への移転に取り組んだことを例示した。
政府は11月、防災庁新設に向けて内閣官房に設置準備室を立ち上げた。25年の経済財政運営と改革の基本方針(骨太の方針)の策定時期をめどに制度設計の骨格を固める方針だ。
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