記者会見に臨む石破首相(24日、首相官邸)=代表撮影

石破茂首相の記者会見要旨は次の通り。

【少数与党】

可能な限り幅広い合意形成を図るように一生懸命努力した。熟議の国会にふさわしいものになった。ハング・パーラメント(中ぶらりん議会)の良さを最大限生かして、目指すべき日本を確立したい。

【政治改革関連3法】

少数与党の意見がそのまま通るわけではない。一歩でも前に進むことが大事だ。

【企業・団体献金】

禁止よりも公開という方針の下、透明化に向けた取り組みが何よりも重要だ。政党の活動費は公費助成、企業・団体献金、自分で浄財を集める形で、バランスを取っていくのがいいのではないか。

【2025年度予算案】

最後の詰めを行っている。27日には概算決定する。

【防災対策】

国による災害対応の強化、被災地での福祉支援の充実、ボランティアとの連携促進のための法案を次期通常国会に提出すべく検討する。

防災庁の地方移転とはならないが、分局的な発想は当然あってしかるべきだ。先般、北陸のある知事から提案いただいた。被災経験がある自治体から提案があれば、真摯に聞きたい。

【地方創生】

多様性の時代に、自己実現の場として地域の魅力を高め、都市と結び付いた「楽しい日本」を実現する。その観点から地方創生の実現を図る。

【外交】

トランプ次期米大統領と早期に会談し、日米同盟をさらなる高みに引き上げていきたい。

北東アジア情勢など地域情勢や経済について認識を一にすることは大事だ。日取りの調整は付いていない。最も適当な時期を選ぶ。

【選択的夫婦別姓】

ほとんどの野党が導入すべきだという意見だ。公明党、経済界もそうだ。自民党として議論の頻度を上げ、熟度を高めることに力を入れる。〔共同〕

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