宮城県大郷町が実現を目指すスポーツパーク構想に賛成する住民が、議会の解散を求める署名活動を始めました。町議会が関連予算案などを相次いで否決したことを受けたもので、有権者の3分の1以上の署名が必要となります。

解散請求に必要な請求代表者証明書の交付を受けたのは、大郷町民の只野茂博さんと赤間正さんです。

スマートスポーツパーク構想とは、大郷町が町内の農地にサッカーグラウンド12面や宿泊施設を整備し、京都市の企業が運営を担うものです。構想を巡っては、町議会から町の負担や運営会社の財政状況などを懸念する声が挙がり、町が提出した関連予算案などが相次いで否決されています。

赤間正さん
「地域の皆さんも一緒に、町長が進めるこの話をやってほしい思いでいるのに、なんで議会が足を引っ張るのかな。こういうことをしないと、やはり大郷町は生き残れない」

町議会の解散を求める署名は、24日午後から始まりました。議会の解散請求には今後1カ月以内に、有権者約6400人の3分の1以上の署名が必要となります。署名が集まった場合は60日以内に解散の是非を問う住民投票が行われ、過半数が賛成すれば議会は解散となります。

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