仙台市の郡市長は年内最後の会見で今年を振り返り、ポケモンGOのイベント開催など「充実した1年だった」と述べました。一方で、郡市長が今年の抱負として年初に掲げた漢字「越」。今年どうしても越えることができなかった壁があったそうです。
今年最後の定例会見に臨んだ仙台市の郡市長。
仙台市 郡市長
「各部局の垣根を『越』えてさまざまな取り組みを進めることができた。そういう意味では非常に充実した1年だった」
今年最初の会見で、2024年の抱負について「越」という漢字を掲げたことにちなんで、この1年を振り返りました。
5月、人気スマホゲーム「ポケモンGO」のイベントが仙台で開催。海を「越」えて多くの観光客が訪れ、経済効果は74億円に上りました。
11月、「観光レジリエンスサミット」を開催。国の枠組みを「越」えて自然災害やパンデミックに対する危機対応を話し合いました。
また、子育てや若者支援、デジタルトランスフォーメーションなど、部署の壁を「越」えて進めることができたと話す郡市長。
一方で、「越」えられなかった壁も…。
仙台市 郡市長
「4病院のことは県とやりとりしているので、そこについては越えられなかった」
県が進める4病院の再編計画は、説明が不十分だと不満をこぼします。仙台市にある東北労災病院については、富谷市への移転ありきではない議論を行うよう、引き続き県に求めるとしています。
来年には宿泊税の導入も控える仙台市。これからの仙台をどう切り拓いていくか、市長の手腕が問われます。
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