日本維新の会の前原誠司共同代表は24日の記者会見で、選択的夫婦別姓の導入について「個人的には賛成の立場だ」と明かした。今後の党内議論で「一議員として意見は申し上げていきたい」と述べた。
維新は馬場伸幸前代表時代にまとめた10月の衆院選のマニフェスト(政権公約)で「旧姓の通称使用」を掲げ、選択的夫婦別姓に慎重な姿勢を示していた。ただ、党内には推進派もおり、新執行部で意見集約に向けた党内議論を進める予定だ。24日に初会合を開き、衆院調査局から制度の概況を聴取した。
前原氏は会見で、新たな党の方針について「マニフェストのままになるのか、踏み込んだ考え方になるのか討議にかけて決めたい」と説明。「党としての考え方をまとめることが大事で、現時点で党議拘束を外すことは考えていない」と語った。【田中裕之】
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