JR九州が博多と韓国の釜山を結ぶ高速船「クイーンビートル」の運航再開を断念し、日韓航路事業からの撤退を発表したことについて、福岡県の服部知事は24日、「日韓の友好に与える影響は大きい」と話しました。
服部知事は24日の会見でクイーンビートルについて「福岡県民、釜山の市民はじめ日韓の両国民に愛されてきた」として、運航再開断念については「非常に驚き、残念」と述べました。
その上で「観光振興や日韓の友好交流に与える影響は大きいと思っています」と話しました。
クイーンビートルは船体への浸水を隠したまま運航していたことが発覚し、その後運休が続いていました。
JR九州は運航再開に向けて安全対策とハード対策の両面で検討を続けてきましたが23日、「確実な安全が担保できない」などとして断念し、船舶事業から撤退することを発表しました。
服部知事はこの航路について「新たな事業者の参入があれば歓迎したい」と述べました。
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