自民・公明与党の整備新幹線建設推進プロジェクトチームの会合が、23日に東京で開かれ、北陸新幹線「敦賀―新大阪間」について整備委員会から中間報告が行われました。与党PTの座長を務める渡海紀三朗座長は「2025年度中の認可・着工は困難」と明言しました。
与党プロジェクトチームの会合で、北陸新幹線「敦賀―新大阪間」整備委員会の西田昌司委員長が、京都市内を通るルートについて一案に絞り切れなかったことや、京都の府民・市民をはじめ地元関係者らの懸念を払拭するため最善を尽くすことなどを盛り込んだ中間報告を説明しました。
終了後、会見に臨んだ渡海座長は、年内にルートを1つに絞り切れなかったことに対して「5条件の中にも地元の説得が入っている。京都でその準備が十分に整っていないと聞いている。無理やり進めるわけにはいかない。事実上、2025年度中の着工は困難」と述べました。
また一部で再考が求められている「米原ルート」については「一旦終わった話」と強調しました。
23日のPTには国土交通省の担当者らも出席し、2025年度政府予算案に整備新幹線建設費用に804億円を盛り込み、このうち小浜駅周辺の調査の費用として1500万円を計上したことなどが説明されました。
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