愛媛県にある松山城の城山で7月に発生した土砂崩れを巡り、原因究明などを進めている県の委員会が23日に開かれ、被災当日の現場斜面の「土壌の危険度」を示す指数が、過去1年間で最も高くなっていたことが報告されました。
県中予地方局では、愛媛県と松山市、愛媛大学の専門家で作る技術検討委員会の4回目の会合が開催されました。
会合では土砂崩れが発生した日、現場の土壌に含まれる水分量を示す指数が過去1年間で最も高くなり、危険度が高まっていたことが報告されました。また崩壊した斜面の土砂などは、秒速4メートルの速さでふもとのコンクリート製の擁壁を直撃し、破壊していたことも説明されました。
この報告を受け松山市は今後の再発防止策として、今回崩落した斜面の上部に強度が高いネットを設置するほか、土壌に雨水がしみこまないよう新たに排水路を設けることなどを説明しました。
参加した委員からは、近くの住民にしっかり説明することや、「防災士と協力して土砂災害の危険性を改めて知らせることが必要」などの意見が出されました。
愛媛県は次回の会合で、発生メカニズムや再発防止策を取りまとめる予定です。
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