2025年夏に見込まれる参議院選挙に向けて、立憲民主党は23日に会合を開き、40代の男性ユーチューバーを擁立することを決めました。この男性は自身がゲイであることを公表し「かずえちゃん」の通称でLGBTQ、性的少数者への理解活動を続けています。
   
立憲民主党は23日の県連幹事会で、次期参議院選挙の候補者に、ユーチューバー「かずえちゃん」こと藤原和士氏を擁立することを決めました。
 
藤原氏は会見で「小さな声を届けたい。小さな声を上げられない人もたくさんいると知ったので、それを届けたい」と抱負を語りました。 
   
藤原氏は福井市在住の42歳で、県立科学技術高校を卒業後、ウエディングプランナーや保険会社勤務を経て、30歳でカナダに留学しました。3年後に帰国し、現在は動画配信や講演を通してLGBTQ、性的少数者への理解を深めてもらう活動などを行い、NPO法人の役員も務めています。
  
藤原氏は「LGBTQ+とひとくくりに語られるが、僕はその中でゲイの当事者で、トランスジェンダーやプラスの人のことを知らなかった。いろいろな生きづらさを抱えている人が、知らないだけでたくさんいることに気付かされた。一緒に変えていきたいと思うし、暮らしやすい福井、日本であってほしい」と語りました。
    
立憲民主党県連は参院選での野党共闘については、まずは国民民主党と話を進めたい考えを示しました。
 
参議院選挙福井選挙区をめぐっては、現職で農林水産副大臣を務める滝波宏文氏が、自民党公認で立候補を予定しています。

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