人事院は23日、2024年度の国家公務員の「就職氷河期世代」向け中途採用試験で151人が合格したと発表した。23年度より14人少ないものの「毎年150人以上」の目標は上回った。
20年度の採用開始から5年間に計878人が合格した。省庁別にみた合格者数は法務省が最多の45人で、国土交通省が44人、財務省が25人と続いた。霞が関の本省や出先機関が順次採用する。
同試験はバブル経済崩壊後の雇用環境が厳しい時期に就職活動をした世代を支援するため20年度に始まった。当初は3年間の実施を予定し、新型コロナウイルスの影響などを踏まえて24年度まで延長した。
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