自民党派閥の政治資金パーティーをめぐる裏金問題で政治倫理審査会に出席した長野5区選出の宮下一郎議員は、「受けとった12万円は裏金ではなく、キックバックの存在も知らなかった」と弁明しました。

自民党・宮下一郎議員:
「国民の皆さまの政治不信を招く結果となったこと、深くおわび申し上げます」

政治倫理審査会で一連の問題について陳謝した長野5区選出の自民党・宮下一郎議員。所属していた旧安倍派で裏金疑惑が浮上したことを受けて、2023年12月に農林水産大臣を辞任。

自身は疑惑を否定していましたが、その後、派閥から受け取った12万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明しました。

審査会では、「12万円はパーティー券のノルマ不足分を自身の政治資金管理団体が建て替えた分の還付であり、脱税や裏金ではない」と強調し、キックバックの存在については「知らなかった」としました。

自民党・宮下一郎議員:
「(事務所では)目標額ちょうどになるようパーティー券の購入を依頼し、販売を行っております。目標超過分を派閥から各事務所に戻すキックバックの存在も知りませんでした」

県関係では、10月の衆院選で落選した若林健太さんにも368万円の不記載が判明しています。

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