石破首相との会談を終え、記者団の取材に答える公明党の斉藤代表(18日、首相官邸)

石破茂首相は18日、首相官邸で公明党の斉藤鉄夫代表と会談した。斉藤氏は選択的夫婦別姓について、自民、公明両党の実務者による協議の場を設けるよう提案した。首相は自民党内で検討する考えを示し、是非は明言しなかった。

斉藤氏は18日のラジオ日本番組で、選択的夫婦別姓の導入を巡り「実際に困っている人が多くいる。もう決断する時ではないか」と語った。連立を組む自民党に否定的な意見もあることに関し「しっかり説得していきたい」と語った。

首相は16日の参院予算委員会で、選択的夫婦別姓を導入する場合の法案は議員立法が望ましいとの認識を示した。斉藤氏は「制度の問題であるので、与党がしっかり意見を固めた上で野党と議論する性質のものだ」と指摘した。

首相と斉藤氏は首相官邸で昼食を交えながら1時間ほど意見交換した。両氏が党首として昼食をともにするのは初めてで、今後も月に1度開催する方針だ。

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