中谷防衛相は15日、沖縄県庁で玉城知事と会談し、沖縄に駐留しているアメリカ海兵隊のグアムへの移転が開始されたことを伝えました。

中谷防衛相:
第3海兵機動展開部隊の後方支援要員が約100名、先遣隊として沖縄からグアムへの移転を開始しました。引き続き米側と協力して、(沖縄の米海兵隊の)グアム移転を進めてまいります。

沖縄県・玉城知事:
具体的な移転スケジュールが、まだ今後どうなるか示されておりません。ぜひとも沖縄県内で行われている海兵隊の訓練等については、グアム、テニアンにすべてを移転することも含めて検討していただければと思います。

会談では、中谷防衛相が基地負担軽減に取り組む姿勢を強調する一方、玉城知事はアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設工事は「全く将来性のない工事だ」として、即刻中止するよう求めました。

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