2024年度の補正予算案の審議が参議院の予算委員会で始まり、「103万円の壁」引き上げの財源などについて議論が行われました。立憲民主党は「103万円の壁」引き上げの財源について、石破首相に質問しました。

立憲民主党・小沢議員:
3党で合意した103万円の壁、178万円まで引き上げるという合意をされましたけれど、(7兆~8兆円の)財源どう考えているんですか?

石破首相:
今、議員がご指摘のような金額を具体的に念頭において議論が進んでいるとは承知をしておりません。

立憲民主党・小沢議員:
全く先送りじゃないですか。ちょっとそれは逃げじゃありませんか?

石破首相:
逃げとか詐欺とかそういうようなことをするつもりは全くございませんので、そういういいかげんなことをいたしません。言っておりません。いいかげんなこと言って逃げるような3党合意ではございません。

こうした中、政治資金規正法の改正をめぐる特別委員会の質疑が行われ、自民党の小泉進次郎議員が初めて質問に立ちました。

小泉氏は与野党各党が9つの法案を出す中、「各法案の中の一致点も最初のスタートから比べても見えてきた」との認識を示しました。

しかし、立憲民主党の大串代表代行は、企業・団体献金を禁止とするかどうか自民党と野党で大きな相違があることなどから、個別の一致点をただす小泉氏に対し「一部を取り出してどうするという議論にはなりにくい」と述べるなど与野党の協議は難航しています。

こうした中、政治とカネの問題の発端となった派閥の政治資金問題を受けて衆議院の政治倫理審査会の幹事会が行われ、旧安倍派の萩生田元政調会長や旧二階派の平沢元復興相ら弁明をまだ行っていない議員15人全員が弁明を行うことが決まりました。

審査は公開で行われ、来週17日から3日間に分けて弁明が行われます。

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