2024年度の補正予算案が一部修正の上、衆議院を通過しました。
予算案が修正、可決されたのは28年ぶりです。
12日午前の予算委員会では、石破首相が出席し、集中審議と締めくくり質疑が行われました。
国民民主党・浅野哲議員:
昨日の3党合意に基づいて、政府の責任者たる石破総理におかれましても、これについて、実現する実行する、そういうご意思をお持ちか。
石破首相:
この合意というものをよく踏まえた上で、政府として誠実に対応いたします。
与党は、能登半島の復興予算を巡る立憲民主党の求めに応じる形で補正予算案を修正したほか、日本維新の会とは教育無償化に関する協議を始めることで合意しました。
夕方に開かれた本会議では、与党に加え維新や国民民主などの賛成で補正予算案が可決し、参議院に送付されました。
石破首相:
国会修正としては28年ぶり。補正予算としては国会始まって以来初のこういう形となりましたが、お互いに議論をするという意味での熟議になったと思っております。
一方、政治改革に向けては、各党が提出した法案について衆議院の特別委員会で初めての質疑が行われました。
共産党・塩川国対委員長:
企業・団体献金を温存した、これが裏金問題の大本にあるのではないのか。
自民党政治改革本部・小泉事務局長:
我々自民党としては、企業による献金がすべて悪で、個人による献金がすべて善なのだと、こういった立場は取りません。
自民党の小泉議員は、修正協議の呼びかけに対し「一言一句、ガチガチに守るというのは少数与党の姿勢ではない。真摯に受け止めたい」と述べました。
また、収支報告書に不記載があった議員の政治倫理審査会での弁明を巡る与野党の調整も進んでいます。
衆議院では、野党が出席を求めていた萩生田議員ら15人全員が出席を申し出たことを、自民側が野党側に伝えました。
来週中に15人の審査を行う方向で調整しています。
参議院では、松川るい議員、太田房江議員、森まさこ議員、山谷えり子議員の4人の審査を来週、全面公開で行うことが固まりました。
公開を希望しない残り23人の扱いは協議を続けます。
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