石破茂首相は12日、漢字1字で世相を表す「今年の漢字」に「金」が選ばれたことについて「いろんなことが凝縮されている。良くも悪くも今年を象徴する言葉だったと、深い感慨を持って聞いた」と語った。自身の今年の漢字については「本当に謙虚に、ひたすら己をむなしくして、いろんな方の意見を素直に承るということだ」として「謙」を挙げた。首相官邸で記者団に語った。
今年の漢字に「金」が選ばれた理由として、自民党派閥の裏金問題などが挙げられたことについては「金によって左右されない政治をつくっていかなければならないということで今議論が行われている。今年の政治を象徴する言葉になってしまったのは残念。そうならないように今後は一層努力したい」と語った。
林芳正官房長官は12日の記者会見で「まさに激動の1年だった」として、自身の今年の漢字について「動」を挙げた。【園部仁史、鈴木悟】
鄭重声明：本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。
