自民党の石井準一参院国対委員長は12日、立憲民主党の斎藤嘉隆参院国対委員長と国会内で会談し、派閥裏金事件を巡り弁明する参院の政治倫理審査会(政倫審)について、18日に開催することで「合意した」と明らかにした。会談後、記者団に語った。政倫審への出席意向を示した旧安倍派の参院議員27人のうち、公開で開催する見通しの山谷えり子氏ら4人について先行して審議する。
会談後に開催された参院政倫審幹事懇談会では、4人の氏名が確認された。4人のうち、公開を希望しているのは太田房江氏(不記載額214万円)、松川るい氏(同204万円)。公開について政倫審幹事会の決定に委ねる意向を示しているのが森雅子氏(同282万円)、山谷氏(同2403万円)。開催時間については、本人の弁明や各党の質疑で1人約80分で合意した。50音順に審議し、18日に続き20日の開催も調整している。
野党側は「非公開では説明責任を果たしたことにはならない」と反発しており、自民は残る23人に対して引き続き公開での出席を呼びかける方針。【小田中大、富美月】
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