赤磐市が会員制のディスカウントストア、コストコなどの誘致を進めている新しいまちづくり構想で、広島県福山市に本社を置くスーパーの「ハローズ」が、20年前からエリア内に出店計画を進めていたことが分かりました。
12月9日に開かれた赤磐市議会の産業建設常任委員会にハローズがこれまでの経緯をまとめた報告書を提出して明らかになりました。
赤磐市は、市役所から約2キロ離れた河本・岩田地区に会員制の大型ディスカウントストア「コストコ」の誘致や、道の駅などを整備する計画を進めています。「ハローズ」は、2004年から河本地区に出店を計画し、市と協議を続けていたものの、市の都市計画で出店予定地に店舗面積の制限が設けられたため、計画通りの出店ができなくなったとして制限の撤廃を求めています。
産業建設常任委員会は、友實市長に次の委員会での説明を求めました。
(産業建設常任委員会 金谷文則委員長)
「そういう問題が議会で話されないままきていて、執行部には意見書を見てもらい、どう対応するか次回の委員会で答えてほしい」
(赤磐市 友實武則市長)
「20年後の赤磐市の街づくりを考えると、そうではない部分については、都市計画の決定権者としてそのまま都市計画に反映できない」
新しいまちづくり構想を巡っては、倉敷市の大黒天物産も以前からディスカウントストアの出店を計画していたとして市に意見書を提出。その後、市の意向を受け、計画エリア内で出店する意思は現時点ではないとしています。
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