大阪維新の会は8日、性的関係を強要されたとして女性から損害賠償を求める訴訟を起こされ、和解した大阪府岸和田市の永野耕平市長(46)=維新所属=に対し、離党勧告の処分を決めた。永野氏から提出されていた離党届を受理した。
問題発覚以降、永野氏は「裁判所で秘匿されている」などと事実関係の説明を拒み、自身には非がないとして、市長を続投する意向を示した。ただし、維新を除名となった場合は辞職する考えを明らかにした。
維新は永野氏から3日付で提出された離党届を預かった上で、4日に綱紀委員会を開き、永野氏に離党を勧告し、説明責任が果たされない場合は除名する方針を決めた。
永野氏は一転して6日に記者会見し、女性と「不適切な関係」にあったことを認め、「家族に申し訳なかった。世間に対してもお騒がせして申し訳なかった」と謝罪していた。【東久保逸夫】
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