自民党の務台俊介元環境副大臣(68)は8日、長野県松本市で記者会見し、次期衆院選長野2区から立候補しない意向を表明した。10月の衆院選で同区から出馬し落選した他、2017年と21年衆院選も比例復活当選だった経緯を踏まえ「若手に世代交代すべきだと考えた」と述べた。
党県連は務台氏の後継となる支部長を公募で選ぶ方針。
務台氏は旧自治省を経て、12年衆院選で初当選。4期務めた。内閣府政務官だった17年、台風の被災地視察を巡り「長靴業界はだいぶもうかった」と発言し、事実上更迭された。
8日の会見では、失言がその後の政治活動に影響を与え続けたとの認識を示し「一生の不覚だ」と語った。
来夏の参院選長野選挙区で自民公認候補が決まっていない。務台氏は自身の対応に関し「ありとあらゆる可能性がある」とし、含みを持たせた。〔共同〕
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