鹿児島県がドルフィンポート跡地で整備を予定する、新たな総合体育館は2024年9月に入札が不調となりましたが、県の発注工事では2024年度、このほかにも8件の入札が成立しなかったことが分かりました。

県は鹿児島市のドルフィンポート跡地で、新たな総合体育館の整備を予定していますが、2024年9月、入札に参加する意向を示していた2つの事業者グループから辞退届が出され、入札は不調となりました。

人手不足や建設資材の高騰などが不調の原因とみられていますが、同様の理由で県の2024年度の発注工事のうち11月末までに8件の入札が、入札者が誰もいない不調や、最低入札価格が予定価格を上回る不落で成立しなかったことが、12月6日の県議会で明らかになりました。

県 土木部・木佐貫浄治部長
「県においては、債務負担行為や繰り越し等などにより施工資金の平準化をはかるとともに、分割発注を行っている」

8件は県の発注工事の4.9%にあたり、警察署の改築工事や県立高校の空調工事などが該当するということですが、県は整備スケジュールに影響がないように努めるとしています。

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