福井市の東公園に建設予定の「福井アリーナ」は、建設費の高騰や防音対策などから計画の見直しを迫られ開業時期が遅れる見込みとなっていますが、杉本知事は「地元住民の理解を得るための対応」だとして、改めて福井アリーナの整備に前向きな姿勢を示しました。
        
福井アリーナを巡っては、資材の高騰のほか、地元住民が求める音漏れ対策などの検討が不十分だとして、11月、整備主体の福井商工会議所などが建設計画の見直しを福井市議会に報告しました。
  
この見直しにより、2027年秋としていた開業は最長で1年程度遅れる見通しです。
 
5日に開かれた定例県議会で、福井アリーナ開業の遅れについて杉本知事は「地元住民の皆さんから様々な懸念が示されている。これに丁寧に答えなくてはいけない。住民に対して、真摯かつ丁寧に対応していくために(計画見直しは)前向きに受け止める」と話しました。
  
建設費が増大する懸念に対しては「いま以上の経済支援を経済界から求められていない」として県からの補助金の増額は否定した上で「行政としても1日も早くアリーナが開業するよう引き続き取り組みたい」と前向きな姿勢を示しました。     

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