立憲民主党の泉健太前代表が率いてきたグループのトップに新たに就任した田名部匡代参院幹事長は5日、「新たな体制で有意義な勉強会を開催したい」と意気込みを語った。

泉氏が率いてきた立憲の党内グループ「新政権研究会」は、泉氏が2021年11月に代表に就任して以降、会長ポストを空席としていた。

田名部氏は5日、グループの会合後、記者団の取材に応じ、11月28日に行われた総会で、自身の会長就任が正式に決定したことを明らかにした。

関係者によると、9月の党代表選挙で、グループとして支援した泉氏の再選を実現できなかった責任を取る形で、グループの幹事長や事務局長が交代し、田名部氏を新会長とする一方、泉氏は顧問に就任したという。

代表選挙では泉氏が立候補に必要な20人の推薦人確保に難航したが、田名部氏は、現在のグループ所属議員は新規会員を含めると20人を超えるとの認識を示し、「重要な局面で一致結束して動いていけたらよい」と強調した。

さらに田名部氏は、女性議員である自身がグループのトップに就任したことについて「立憲は女性の議員が非常に多い」と指摘し、「そういうことがあまり珍しくない世の中や党にしていかなければいけない」と訴えた。

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