衆院予算委員会は5日、石破内閣の基本姿勢に関する集中審議を開いた。10月に石破茂首相が就任して以降、初めての予算委。首相は北朝鮮の核・ミサイル開発について「安全保障の状況が根底から変わるかもしれないという危惧を抱いている。北朝鮮が核やICBM(大陸間弾道ミサイル)を会得したならば、根本的に条件が変わってくる」と述べ、有事への備えを進める必要性を強調した。立憲民主党の野田佳彦氏への答弁。
野田氏は自民党の裏金事件の再調査を要求したが、首相は「新たな事実が判明したとは認識していない」と拒否した。野田氏は旧安倍派の元会計責任者の参考人招致を要求した。
政策活動費廃止などの政治改革について「いつまでもだらだらやっていていいものではない。年内に法改正を含めて与野党で答えを出すよう、自民党総裁としてできることをしなければならない」と強調した。自民の山下貴司氏への答弁。【村尾哲】
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。