ふるさと納税の寄付額アップにつなげようと、鹿児島市は4日から、人気格闘アニメ「範馬刃牙」とのコラボレーション企画をスタートさせました。
いったいなぜ、格闘アニメと手を組んだのか。
鹿児島市のねらいを探りました。
鹿児島市と4日からコラボレーションするのは、人気格闘アニメの「範馬刃牙」。
原作は週刊少年チャンピオンで、続編が連載中の格闘マンガで、シリーズ累計発行部数は1億部を超えています。
鹿児島市のホームページでは、4日正午から特設サイトの公開を開始。
内容は範馬刃牙に登場する個性豊かなキャラクターが、それぞれの魅力を生かし、ふるさと納税の返礼品をお勧めするというものです。
なぜ鹿児島市は格闘アニメと手を組んだのでしょうか。
鹿児島市ふるさと納税推進室・石宮聡室長
「30代の男性がふるさと納税の制度理解も高く、利用しているデータがある」
「一方で、鹿児島市ではその部分が取り切れていないという状況があるので、その世代に刺さるコンテンツとして『範馬刃牙シリーズ』の人気が非常に高いので、コラボすると決めた」
キャンペーンのターゲットの中心となるのは30代の男性。
ネット広告やマンガアプリで広告を出し、鹿児島市の特設サイトへの集客を図ります。
コラボレーションを実現するにあたっては、『鹿児島の肉を食べてパワーをつける』としたテーマが、作品に出てくるセリフと重なったことも大きかったようです。
鹿児島市ふるさと納税推進室・石宮聡室長
「範馬勇次郎という主人公の父親が言うセリフと、『鹿児島を味わえ。』という、市のキャッチコピーとの親和性も加味した」
キャンペーンでは、コラボ対象返礼品を選んで寄付をすると、キャラクターからのメッセージ付きお礼状や特製ステッカーが届くほか、寄付額に応じてハンドタオルやフェイスタオル、特製Tシャツなども先着順で届くということです。
このコラボキャンペーンは2025年2月末までの予定です。
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