韓国で3日夜から4日未明にかけて「非常戒厳」宣言が出されました。一般の人の行動が制限されるなど影響が心配されましたが、一夜明けた4日は、米子空港のソウル便も通常通り運航されるなど、山陰でその影響は見られませんでした。
3日深夜、韓国の尹錫悦大統領が出した「非常戒厳」宣言。「一切の政治活動を禁じる」など行動制限が発表されましたが、約6時間後に解除されました。1987年の民主化以降初めての「戒厳令」に、国会前に市民らが集まり抗議するなど騒然としました。
こうした中、4日午後の米子空港。ソウル便はほぼ定刻に到着しました。エアソウルによりますと、韓国を発着する便は通常通り運航され、米子便にも影響はありませんでした。韓国から戻って来た人は…。
帰国した乗客:
なんでこんな時に戒厳令なんだろうと…びっくりしました。街中の様子を見たらそんなに変わりはなかった。
帰国した乗客:
装甲車を見た時は緊張しました。あまり見たこと無かったので。帰りはどうなるのか不安はあったけど、無事に朝までに解除されて問題なく帰って来れたので良かった。
想定外の混乱に驚いたようすでした。
エアソウルによると、4日の搭乗率は、ソウルからの便が94%、米子からの便が77%で、「戒厳令」によるキャンセルなどの影響はなかったとしています。
一方、韓国の自治体に職員を派遣している鳥取県と鳥取市によりますと、現地の職員は通常通り出勤し、業務への影響は出ていないということです。
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