福岡県太宰府市の国の特別史跡の区域内に、許可なく違法なキャンプ場が開設されていることがわかりました。
開設したとみられる人物に記者が直撃取材しました。
太宰府市の四王寺山の中腹にある施設。
門の外から敷地の中を見てみると、プレハブの小屋が建っていてイスやテーブルなどが置かれています。
入口の横には「自然センターキャンプ場」と書かれた垂れ幕がありますが ここは国の特別史跡「大野城跡」の区域内。
許可なく設置された違法キャンプ場です。
2022年10月、太宰府市の担当者が敷地内にプレハブ小屋などが許可なく設置されていることを確認し、異変に気付いたといいます。
この場所は文化財保護法や都市計画法が定める開発許可などを得る手続きが必要な区域です。
一体誰がこの違法キャンプ場を設置したのか?
入口の垂れ幕に書かれていた番号に記者が電話してみると…。
◆電話に出た女性
「太宰府に『キャンプ場にして大丈夫ですか?』と聞いたんですけど、(お客さんが)荷物全部持って帰るなら大丈夫って」
電話に出たのはリサイクル品などを取り扱う中国出身と見られる女性。
記者の問いかけに対して「太宰府市から許可を得ていた」という主旨の説明をしました。
しかし、福岡県と太宰府市はこの女性に対してこれまで8回にわたって撤去を求める直接指導を行ってきたものの、一向に改善されていないということです。
市は今後も指導を続けていきたいとしています。
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