韓国で「非常戒厳」が宣言され、その後、解除されたことについて、中谷防衛相は4日、「大変、大きな驚きを持って受け止めている」と述べた上で、「特段の関心を持ち事態の推移を注視したい」とした。

韓国の尹錫悦大統領は、3日夜に1987年の民主化以降、初となる「非常戒厳」を宣言し、一切の政治活動を禁じるなどと発表したが、4日朝に解除された。

防衛省で記者団の取材に応じた中谷防衛相は、「大変、大きな驚きを持って受け止めている」とした上で、「引き続き、特段の関心を持ちながら、情勢、事態の推移を注視していきたい」と述べた。

また、アメリカを含めた安全保障協力を巡っては、「日本にとって日韓の防衛協力は非常に大事だ。また米国も日米韓の連携については、非常に重要視している」とした上で、「今後とも日韓関係は大事なものだと認識している」と語った。

一方、自身の韓国訪問を巡っては、「早期訪韓について調整をしていたが、今後の事態の推移を注視をしていきたい」とした。

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