韓国で3日夜、44年ぶりに「非常戒厳」が宣言されたことをうけ、4日朝、福岡空港から韓国に向かう旅行者からは不安の声が聞かれました。

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は3日夜、1987年の民主化以降初となる「非常戒厳」を宣言し、「一切の政治活動を禁じる」などと発表しました。

非常戒厳は約6時間後に解除されましたが、一時、市民と軍の兵士がもみ合いになる場面もあり緊迫した状況が続きました。

こうした中、4日朝、福岡空港から韓国へ向かう旅行客は-

◆旅行客
「朝、大変な事になってるなって思ったんですけど、(非常戒厳が)解除される議決があるというニュースを見たので大丈夫かなと」

◆旅行客
「解除されたから大丈夫かなと思って。行けるかなと何回も確認しました」

韓国で“戒厳令”が出されたのは、抗議する市民を軍が武力で鎮圧した「光州事件」へとつながった1980年以来、44年ぶりです。

韓国では今後、尹大統領の弾劾を求める声が大きくなる事も予想され、在韓国日本大使館は注意を呼びかけています。

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