国会では、石破首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が衆参両議院で行われ、政治とカネを巡る質疑が行われました。

参議院本会議で3日午前、立憲民主党の辻元代表代行は、企業・団体献金の禁止を求め、慎重姿勢の石破首相を追及しました。

立憲民主党・辻元代表代行:
総理、企業・団体献金の禁止、ここで明言していただきたい。5000万円とか何千万円も企業が自民党に1社で寄付してる。これに国民も不信を抱いているんですよ。

石破首相:
(企業・団体献金は)企業の政治活動の自由に関わることでもあることから、必要性、相当性をよく議論する必要があるものと考えています。わが党としては、企業・団体献金自体が不適切とは考えておりません。

衆議院では、日本維新の会の前原共同代表も、政治をゆがめているとして企業・団体献金の禁止を求めました。

日本維新の会・前原共同代表:
(自民党に)大企業が何千万円もの献金を毎年行っています。これだけのお金を出して、何の見返りも求めないなどあるはずがありません。

石破首相:
政党として避けなければならないのは、献金によって政策がゆがめられることであります。これには個人献金も企業・団体献金も違いはございません。

石破首相は、企業・団体献金の禁止には応じず、高い透明性が重要だと述べました。

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