登米市議会は12月2日、議員定数を2減の24とする条例改正案を賛成多数で可決しました。来年4月の市議会議員選挙から適用されます。
宮城県登米市は2005年の広域合併で誕生し、合併特例により市議会は定数48で始まりましたが、特例措置の終了で定数30となった後、人口の減少を受けて2013年に現行の定数26となりました。その後も減少は続き、今年、人口が約7万2000人と合併時から2万人近く減ったことから、再び定数の見直しが進められていました。
定数を24とする条例改正案は12月2日の市議会で採決が行われ、賛成多数で可決、成立しました。
登米市議会 関孝議長
「市民の声が届かなくなる懸念に対し、それぞれの議員がさらに力を入れて議会活動を進めていくという決意になるのではないかと思っている」
改正条例は、来年4月の市議会議員選挙から適用されます。
宮城県内の他の自治体でも議員定数の見直しが予定されています。
東松島市議会は18人から16人、栗原市議会は24人から21人、加美町議会は17人から15人に、次回の選挙から削減を決めています。また、気仙沼市議会は定数削減の条例案を来年2月の議会に提出する見通しです。石巻市議会でも調査特別委員会を立ち上げ、定数削減について議論を続けています。
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