自動運転車両の導入を進める永平寺町で、2日、現実世界と仮想世界を組み合わせた技術が登載された車両による実証実験が行われました。
2日は、永平寺町や開発にあたった企業の関係者ら約30人が出席し試乗会が行われました。
試乗会に使われたのは、ソニーグループとヤマハ発動機などが共同開発したエンターテインメント型の自動運転車両で、現実世界と仮想世界を組み合わせたMRという技術が使われ、移動という手段にエンターテインメントという付加価値を提供するということです。
関係者らは、既に運行している車両に新しく映像モニターを載せたものや、アクセルやブレーキなど一部の操作が必要なレベル2の車両にそれぞれ乗り込み、乗り心地を確かめていました。
車両は走り出すと映像が現れ、ゆったりとした乗り心地とマッチするようになっています。また、レベル2の車両は門前の石畳道路を走ることを想定した走行実証が行われ、関係者らが乗り心地や映像を楽しみました。
参加した関係者たちは「スムーズ!スムーズ!」「乗り心地は良かった」「未来を感じた。永平寺という歴史あるまちで未来を感じられたのが良かった」「永平寺の写真が出てきて、観光客の方も楽しめる車だと思った」などと話し好評でした。
自動運転車両の試乗会は、3日と4日は住民を対象に行われます。
この自動運転、2027年度をめどに「禅」の文化を学ぶ映像を楽しみながら移動する交通サービスの実現を目指します。
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