国会では、衆議院選挙で与党が過半数割れしてから初めての論戦となりました。
石破首相の所信表明演説に対する各党の代表質問が行われています。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・大家璃子記者が中継でお伝えします。
立憲民主党の野田代表は、自民党が慎重な企業・団体献金の禁止について、「改革の本丸」と強く実現を迫り、対決姿勢を強調しました。
立憲民主党・野田代表:
(企業・団体献金の廃止について)総理が所信では全く触れていない。これについては違和感を感じました。改革の本丸である企業・団体献金の禁止を、なぜ議論の俎上(そじょう)に載せようとしないのですか。
石破首相:
政党として避けなければならないのは、献金によって政策がゆがめられること。これには個人献金も企業・団体献金も違いはございません。わが党としては、企業・団体献金自体が不適切だと考えておりません。
野田代表は、政治資金規正法の再改正案について「国会のオープンな場で、与党案と野党案を議論しよう」と呼びかけました。
また、国民民主党が与党と協議中の「年収103万円の壁」引き上げを巡っては、立憲民主党の石川議員が地方の減収への対応をただしたのに対し、石破首相は「税制調査会長間などで、さらに議論を深めてほしい」と述べるにとどめました。
その後、国民民主党の浅野議員が登壇し「103万円の壁」に加え、2025年度からのガソリン税減税の実現などを求めています。
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