愛媛県久万高原町で議員の報酬を19%程度増やすよう審議会が町長に意見を示し、町長が最大限尊重し適正に判断する考えを明らかにしたことが2日に発表されました。報酬を見直す条例は、12月議会に提案され可決される見通しです。
久万高原町によりますと、報酬の増額は玉井春鬼議長から河野忠康町長へ要望書が9月11日に提出。町長が住民の有識者5人で作る審議会に意見を求めました。
審議会は協議の結果、議員で19%程度の増額が妥当と判断し11月15日に町長に意見を示しました。
理由は県内のほかの町などを参考に町民の感情にも配慮し、財政状況や議員の活動などの広い観点から、次の選挙で定数2つが削減される分の経費を上限に、増額する結論に至ったとしています。
議員の報酬が改訂されると、議長は月額30万円で3万5000円UP、副議長は24万2000円で4万3000円UP、議員は22万円で3万5000円UPになります。
この意見を受け、河野町長は玉井議長に11月25日に「町の大きな財政負担にならない範囲での増額との意見を頂いた。ちうとして最大限尊重し適正に判断したい」と伝えたとしています。
久万高原町では12月10日に始まる議会で、議員報酬を増額する条例案が提案され可決される見通しです。
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