石破茂首相(自民党総裁)は2日の衆院本会議で、選択的夫婦別姓制度を巡り議論を重ねることが不可欠だとの認識を示した。「国民の意見が分かれている。しっかりと議論しより幅広い国民の理解を得る必要がある」と語った。立憲民主党の石川香織氏の代表質問に答弁した。
石川氏は「国内外の機運が高まっている今、実現を決断すべきではないか」と主張した。いつまでに結論を出す考えなのか問いただした。首相は「国民各層の意見や国会における議論の動向を注視する」と述べるにとどめた。
与党が過半数割れした10月の衆院選の結果を受け、立民はそれまで自民党が保持していた衆院法務委員長のポストを獲得した。立民の野田佳彦代表は委員長ポスト獲得を踏まえ選択的夫婦別姓の早期実現に向け意欲を示している。
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