石破茂首相は30日、就任後初の「お国入り」で鳥取県を訪れた。地元で就任を直接報告するとともに、政権が重視する地方創生に力を入れる姿勢をアピール。12月2日からの臨時国会での本格論戦を控え、英気を養う。

人口減少対策をテーマにした会合で、平井伸治鳥取県知事(右)から要望書を手渡される石破首相(30日午後、鳥取市)=共同

首相は鳥取市で人口減少対策をテーマにした会合に出席した。10月1日の就任から約2カ月となり、地元首長や経済界関係者らを前に「内閣総理大臣の石破茂であります。どうぞよろしくお願いします」とあいさつ。「国や歴史を変えるのは、いつも地方であり庶民、大衆だ」と述べ、地方の取り組みを後押しする考えを強調した。

首相は8月、鳥取県八頭町の神社境内で自民党総裁選への立候補を表明。「原点に戻り、全身全霊で支持を求める」と訴え、過去最多9人が出馬した混戦を制した。〔共同〕

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