石破茂首相は30日、就任後初めて地元の鳥取県を訪問した。鳥取市で開かれた「日本創生に向けた人口戦略フォーラム」であいさつし、政権の看板政策である地方創生に注力する姿勢をアピールした。
首相はフォーラムで「魅力ある職場づくり、若者や女性に選ばれる地域にするのが『地方創生2・0』の核心だ」としたうえで、「我々の地域からもう一度地方創生のスタートだ。国と地方が一体感をもって、新しい国をつくっていきたい」と語った。非正規の会計年度任用職員の待遇改善に言及し、「(地方)公務員の兼業・副業の弾力化を検討いただきたい」と述べたほか、女性活躍推進法の改正にも意欲を示した。
12月1日には、9月の自民党総裁選への出馬を表明した同県八頭町の神社を参拝し、親族の墓参りもする予定。首相の所信表明演説に対する各党代表質問が2日から始まるため、1日中に帰京する。【内田帆ノ佳】
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