オーストラリア海軍の新型フリゲートの共同開発を巡り、中谷防衛相は29日、「最終選定に向けた良い提案ができるよう、官民一体となって取り組みたい」と意欲を述べた。
閣議後の記者会見で中谷防衛相は、オーストラリア軍の新型艦を巡り、共同開発の最終候補に日本とドイツが選ばれたことを受け、「我が国の優れた技術が結集した装備品に対する高い信頼と評価の表れだと受け止めており、たいへん嬉しく思っている」と述べた。
また、共同開発について「日豪の連携をさらに深めるだけではなく、我が国の安全保障上、極めて意義があるものだ」と強調した。
そして、「最終選定に向けた良い提案ができるように、関係省庁としっかり連携し、官民一体となって取り組んでいきたい」と述べた。
一方、過去にオーストラリアの潜水艦の計画で、日本の提案が選ばれなかったことを踏まえ、「関係省庁や関係企業と密接に連携をしつつ、相手のニーズに加えて、調達自助、政治情勢等について積極的に情報収集を行う」との考えを示した。
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