石破首相は29日午後、衆参両院の本会議で所信表明演説を行います。
この中で「年収103万円の壁」の引き上げも表明する見通しです。
国会記者会館から、フジテレビ政治部・門脇功樹記者が中継でお伝えします。
演説について政権幹部は、地方創生の推進など「石破カラーを前面に出した」と話す一方、少数与党として野党の意見を丁寧に聞く謙虚な姿勢も織り交ぜるということです。
国会では午前11時過ぎ、天皇陛下をお迎えしての開会式が行われました。
石破首相の所信表明演説は、午後3時から行われます。
石破首相はこの中で、力を入れる「地方創生」をめぐり、交付金を倍増することや自衛官の処遇改善、在日米軍の駐留に伴う問題の解決に取り組むことなどを表明します。
さらに石破首相は、国民民主党が主張する「年収103万円の壁」について、2025年度税制改正での引き上げを表明する方針で、少数与党として国民民主を引き込みたい考えです。
また政治改革をめぐっても、自民党の改革案を打ち出す予定ですが、野党側は来週の代表質問を控え、厳しい姿勢です。
立憲民主党・野田代表:
相当自民党の(政治改革の)動きが私はスローだと思います。現時点でやっぱり心配。
石破首相の「丁寧に意見を聞きながら国会を運営していきたい」という訴えが通じるかどうか、注目の論戦がスタートします。
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