10月の衆議院選挙後、初めての本格的な論戦の場となる臨時国会が28日に召集されました。

論戦のポイントについて、国会からフジテレビ政治部・瀬島隆太郎記者が中継でお伝えします。

少数与党を率いる石破政権にとって「異例ずくめ」の厳しい国会運営で、政権幹部は「小さなミスも許されない」と警戒していて、2025年の参院選を見据えた激しい攻防が始まります。

石破首相:
より丁寧に各党のご意見を聞きながら国会を運営していきたい。(国民に)納得していただけるような結論を得たい。

国会では、経済対策の裏付けとなる補正予算案の審議が行われますが、最大の焦点は、「政治とカネ」の問題に決着を図る政治資金規正法の再改正です。

自民党は、全面公開の議論で政策活動費の廃止に踏み込むなど変化を見せる一方、党勢の大きな柱となる企業・団体献金の禁止には慎重姿勢で、禁止を訴える立憲民主党など野党側は攻勢を強める構えです。

立憲民主党・野田代表:
自公にプラスアルファの野党を一部巻き込む、そんなやり方じゃ絶対ダメだ。

一方、少数与党の国会でカギを握るのが、国民民主党のスタンスです。

石破首相は、所信表明演説で国民民主党が主張する「年収103万円の壁」の見直しを打ち出します。

しかし、要望をどこまでのむのか交渉次第では協力関係は揺らぎかねず、対応に注目が集まります。

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