11日から「あいのりタクシー」の実証運行が始まりました。

列車や路線バスといった「公共交通空白地域」での通院や買い物の利便性を図る新たな取り組みに期待が寄せられます。

川棚町で実証運行を始めたのは、「川棚あいのりタクシー」です。

11日は川棚町の新谷郷公民館で出発式があり、路線バスの運行本数が少なく、駅やバス停からも距離がある町内の「公共交通空白地域」解消に向けた新たな取り組みのスタートを祝いました。

波戸勇則 町長
「路線バスは山間部になると足がないということで」「1番の願いは町民の足となること」

あいのりタクシーは平日の午前8時から午後3時まで、事前予約した住民の自宅とJR川棚駅や周辺のスーパーマーケット、それに医療機関など、あらかじめ決められた16カ所との往復に利用できます。

運賃の一部を町が助成することで、利用者は通常のタクシー運賃の半額程度300円から最大1000円で乗ることができます。

ほかの利用者と相乗りすると、100円割引になる特典もあります。

利用者
「便利だと思う」「病院に行くときは特にゆっくり乗れるから使いたい」「お値段が安くなるからね」

「川棚あいのりタクシー」の実証運行は、2025年9月末まで実施され、その後、本格運行を目指します。

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