自民党の武井俊輔衆議院議員が乗った車が宮崎県日南市の国道220号で制限速度を大幅に超えて走行した疑いがもたれていることを受けて、武井氏本人が2日午後、記者会見を開いた。
事務所によると、武井議員が乗った車は4月28日、公設秘書が運転していて、日南市宮浦の国道220号で制限速度60キロを大幅に超える91キロで走行した疑いがある。
後部座席に乗っていた武井議員が車内の運転席付近を撮影した写真を添付し、SNSに投稿したが、その後、速度計を拡大した投稿がSNSで拡散された。
武井議員は当時、速度超過の認識はなかったと説明している。
記者会見での武井氏並びに事務所からの説明は以下の通り
武井俊輔議員:
大変お忙しい中、こうしてお集まりいただきまして、ありがとうございます。
まずもって、私のXに関する投稿につきまして、大変不見識であり、そしてまた、速度超過を惹起(じゃっき)した事につきまして、事務所の責任者としても本当に申し訳なく思っております。心よりお詫びを申し上げます。
まず、本日の件について事務局より説明させます。
武井事務所:
私の方から今回の事案の経過報告を説明させていただきたいと思います。
去る4月28日、日南市にある「まなびピア」という施設で私どもの支援者の方々がバレーボール大会に参加されるということでありまして、その応援のために武井俊輔本人と公設秘書の2名で当日向かっております。
武井俊輔の自宅から向かっており到着時刻が8時45分ぐらい。応援終了後、9時15分過ぎぐらいでしょうか、「まなびピア」を出発して次の訪問地でありますひなた宮崎県総合運動公園、こちらも支援者の方々のソフトボールの試合があり、応援のために二人で向かっております。
経路は国道220号線、日南海岸です。日南市宮浦付近を走行中、武井本人が後部座席からフロントガラスに向かってスマートフォンにて撮影した画像とともに、X(旧ツイッター)に投稿した次第です。
しかしながら、この投稿した内容が、閲覧される方々をドライブに誘うような内容でありました。当日は衆院補選の投開票日ということもあって、浮かれたような事も感じられるかなということもあって、不適切だという思いから、本人の判断で十数分後ぐらいに削除したという次第でございます。
一両日経って4月30日の夜10時ごろ、武井本人がこのXの投稿を引用されたものを確認して、内容としては運転速度超過の事実が見られるような画像が入ったものを本人が確認しています。
翌5月1日の朝に事務所全員でこの件を共有した。そのことを知った私と公設秘書1名で、まずは、このXがどこまで拡散して、どういう影響を受けているのかを測りかねた、どこまで世間を騒がせている状態になっているのかが不明だったことがございましたので、まずはこの件を事務所の所轄である宮崎北警察署に、まずは画像の本人が、私どもが当事者であることを証明するという思いで行っています。
あわせて、画像そのものが武井本人のオリジナルの物と相違ない感じ。要は加工されているのではないんじゃないか、という思いもあって、これが本物の画像だと。速度超過に関わる話が行政処分の対象ということで判定してもらうという相談も合わせて行っています。
宮崎北警察署の交通課の方で審議頂いている最中ですが、先ほど夕方近くに日南警察署の方に所管が移ったという連絡がありました。これからは日南警察署とやりとりしながら、どのような対処をしていくかを確認していく事になります。
以上が経過の報告です。
武井俊輔議員:
以上の通りの経緯でございます。重ねまして、このような大変ご迷惑をおかけいたしましたこと、改めてお詫びを申し上げます。申し訳ありませんでした。
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