地域政党・大阪維新の会の大阪府議団は29日に開いた総会で、日本維新の会の代表選の実施を党執行部に求める方針を確認した。府議団幹部らが31日に開く常任役員会で申し入れる。衆院選で公示前から議席が減少したことを受け、出席者からは馬場伸幸代表らの責任を問う声も上がった。

総会では府議からは「自民党の(小泉進次郎)選挙対策委員長も辞めた。知らん顔をするのは維新らしくない」「どこかで責任を取らなければならない」との意見が出た。

日本維新の吉村洋文共同代表(大阪府知事)も代表選を実施すべきだとの認識を28日に示した。馬場氏は27日の記者会見で「皆さんに意見を聞いて出処進退を決めるのが筋だ」と話していた。

維新の党規約は、国政選や統一地方選などの大型選挙後に、代表選の是非を決めると定める。

馬場氏は2022年8月に代表に就任した。23年の統一地方選では議席を大幅に増やしたため、その後の代表選は実施しなかった。

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