立憲民主党・新人の辻英之氏(54)は、裏金問題で国民の信頼が揺らいだ自民批判票も獲得し、衆院選・福井2区で前職と元職2人、新人の4人を退け初当選を果たしました。(つじは1点しんにょう)
Q.一夜明けた今の気持ちは―
「これからじわじわ来ると思う。自分は有権者に育てられていくと選挙戦を通じて感じたので、ここからがスタート」
Q.全国的な立憲の大躍進で保守王国福井の変革は―
「これまでどうしても勝てず自民党が強かった小選挙区での突破は大きい。全国に波及することになると思う」
Q.物価高対策への取り組みは―
「一つは賃金の底上げする。賃金を上げるなら思い切った支援を中小企業の経営者にしないといけない。セットでやらないと片手落ちになる。もう一つは消費税。廃止という声はたくさんもらうが、廃止だと高額所得者からの納税も無くなるので、たくさんもらっている人からはきちんと消費税を受け取る代わりに、中間層や低所得者層には還元する、給付付きの税額控除制度を取り組んでいく。政権交代があれば真っ先に取り組みたい」
Q.亡くなった兄・一憲元県議への思いは―
「彼が生きていれば、私はこういうことをやっていなかった。彼には背中をいつも押され続けてきた。みんなが反対する進路のときにも、必ず彼が背中を押してくれたし、今回についても彼が背中を押してくれたと思っている」
Q.今後の抱負は―
「私に期待されているのは、庶民の声、働く人の声、弱い立場の人の声をきちんと国政に届けること。長野県の小さな山村で30年間やってきた中で培ってきた、地に足をつけた課題にきちんと取り組んで有権者の懐に飛び込んでいく、誠実な政治姿勢が求められている。当然、クリーンな政治も求められているので、それをきちんと国会に持ち込んでやり遂げたい」
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