強い逆風が吹いた自民。それを象徴するのが長野1区の結果です。「不記載」が発覚した自民の若林健太さんは、終始、お詫びに追われ与党議員の役割をアピールしたものの、議席獲得はなりませんでした。
自民・若林健太さん(2024年1月):
「正直、あいまいな資金として管理されていたものであり、開示をしなければいけないという認識を持たず、そのまま放置されていたものであります。大変申し訳なく、心からおわびを申し上げたい」
2024年1月、政治資金収支報告書に368万円の不記載があったことを発表した若林健太さん。
自民・若林健太さん(10月15日):
「本当に申し訳なく、心からおわびを申し上げます」
選挙戦も「お詫び」から始まりました。比例代表との重複立候補が認められずまさに「背水の陣」。
自民・若林健太さん:
「引き続き逆風の中での戦いだと思っています」
逆風をはねのけようと公示翌日には高市早苗前経済安全保障担当大臣、さらにその翌日には石破茂総理大臣も応援に。
石破首相(長野市):
「政治資金規正法の問題、不記載の問題、深く反省しおわびを申し上げるしかない」
石破総理も謝罪。
不記載問題の説明を重ねつつ、北信と国政をつなぐパイプ役として役割を訴えてきました。
最終日は大票田・長野市を練り歩き。
自民・若林健太さん:
「目の前の課題にしっかり向き合って、10年先の夢を形にしていく。それが未来への選択」
選挙戦を終えてー
自民・若林健太さん:
「逆風の中の選挙戦でしたから、大変苦しい思いをしながら一日一日をとにかく精いっぱいやる。そういう選挙戦だった」
結果は立憲の篠原孝さんの当選。
(リポート)
「自民党の若林健太さんが会場に姿を見せました。厳しい表情で壇上に…」
自民・若林健太さん:
「結果は全て私の責任。不記載の問題も含めおわび申し申し上げたい」
支持者:
「捲土重来、な」
「倍返しだ」
逆風は不記載などがなかった自民候補にも。2区の務台さんは比例復活も叶いませんでした。
自民・務台俊介さん:
「地元のことをしっかりやるとそれなりの貢献をしてきたつもりですが、それが今回の裏金事件の中で一顧にされず、全て関与していなかったものも含めて流されてしまったのが本当に残念」
鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。