衆院選で与党が過半数割れしたことを受け、日本維新の会の吉村洋文共同代表は28日、連立政権入りや他党との連携について、党代表選を実施し、新代表のもとで判断すべきだとの認識を示した。大阪府庁で報道陣の取材に答えた。
維新は議席数を公示前の43から38に減らした。吉村氏は「非常に厳しい結果だ。(19選挙区で全勝した)大阪以外では独り負けだ。他の野党が躍進する中で議席を減らしており、完敗の状況だ」と述べた。
その上で、政権与党や他の野党と連携する可能性について「維新に投票してくれた人の期待や信頼を軸に考慮すべきだ。僕自身は連立に入るのは違うと思うが、新代表のもとで判断すべきだ」と述べ、衆院選など大型選挙後に実施予定の代表選を経て、方向性を決めるのがよいとの見解を示した。【東久保逸夫】
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