島根県川本町は25日、公用車1台を車検切れのまま運行していたことを明らかにしました。町では2年前にも公用車の不適切な管理があったとしていて、改めて再発防止に努めるとしています。
町によると、車検期間が切れていたのは総務財政課が管理する公用車1台で、2024年10月16日に車検の有効期限が切れていたものの、17日から24日までの8日間、車検切れの状態で運行されていたということです。
5日間にわたり約158kmを走行し、運転者5人と同乗者3人のあわせて8人が利用したとしています。
24日に、健康福祉課の職員がこの公用車の車検有効期限切れに気付き、管理者である総務財政課に連絡したことで発覚しました。
町は直ちに車両の使用を中止し、他の公用車に車検切れがないことを確認した上で、川本警察署に報告しました。
原因について町は、車検満了日の確認を怠ったこと、複数の職員によるチェック体制が機能しなかったこと、運転する職員が使用時に車検満了日シールの確認を怠ったことを挙げています。
再発防止策としては、車両管理担当課のスケジュール表に車検日を入力し、データと紙面での複数職員によるチェック体制の強化、公用車管理システムを活用した車検期限日1か月前の所管課全員へのメール通知、乗車時の車検満了日シール確認の徹底などを実施するとしています。
川本町の総務財政課長は、「2022年9月にも公用車の不適切管理があったにもかかわらず、同様の事態が再び発生したことについて、誠に遺憾である」とコメントし、町民に対して深くお詫びした上で、再発防止と信頼回復に努めるとしています。
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