萩生田光一前衆院議員は25日、自身が代表を務める自民党支部に党本部から支給された政党交付金2000万円を返金したと明らかにした。事務所のX(旧ツイッター)に「年間を通じて交付される正当なものだが、振込時期や金額が誤解を招く可能性がある」と投稿した。

萩生田氏は党公認を得られず無所属で衆院選に立候補している。「党勢拡大を求められているものの、無所属で活動しているため目的を達成することが困難」との理由で返金した。

党本部は衆院選で非公認とした候補が代表を務める党支部に活動費として政党交付金2000万円を支給した。

萩生田氏は24日にXへの投稿動画で選挙費用として使っていないと強調し「ありがた迷惑な話だ」と返金の意向を示していた。公示後の16日付で政党交付金の専用口座に振り込まれたという。

選挙期間中に支給を決めた党執行部の判断について「大変疑問を抱いている」と批判した。非公認とした基準や活動費支給に関する執行部の対応は「首を傾けざるを得ない」と語った。

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